TPOで決める着物

様々な着物のコツ紹介

着物買取で重要な着物の格。「礼装」って何?

着物買取は不要になった着物を買い取ってくれるサービスであり、本やCDといったようなものの買取と同様、店舗のスタッフがそれぞれの着物を査定したうえで適切な価格を出してくれることとなります。
査定に納得をして、売却に合意したというのであればそれで着物買取は成立し、着物を業者に引き渡す代わりに、引き渡した側は査定額と同じ金額のお金を受け取ることとなります。

しかしながら着物買取で注意をしなくてはならないのが、着物買取では「格」が重要視されるということです。
場合によっては「着物買取の対象ではない」とされることもありますから、これは事前に知っておく必要があります。

ではどういった格ならば買い取ってもらえるのかというと、その筆頭となるのが「礼装着物」と呼ばれるものです。
これは「第一礼装」と呼ばれることもありますが、基本的には普段着として着用することのない、特別な場でだけ着用をするものです。
冠婚葬祭の場や公的な儀式の場でのみ着用する着物ですから非常に美しいものが多く、新品として購入するとかなり値の張るものであるだけに、中古着物では人気が出るのです。

さて、それではどういったものがあるのかというと、主な物としては「打掛」、「黒留袖」、「本振袖」、「喪服」の四種類があります。

まず打掛ですが、これは歴史的にみると大奥に勤める高位の女性や、公家の女性などが着用していたものです。
その美しさは着物の中でも群を抜いており、現代では主に花嫁衣装として着用されることとなっています。

二つ目の「黒留袖」は既婚女性にとっての最も格式高い着物であり、主に結婚式の場で新郎新婦の母や親族、仲人等の立場の重い参列者のみが着用することとなります。

三つ目の「本振袖」は着物の中でも特に有名で、成人式や披露宴と言ったような場で着用される「未婚女性にとっての最高の着物」です。
豪奢な絵羽模様と長い袖が特徴的ですが、これも打掛と同様に花嫁衣装として着用されることがあり、礼装の中でも特に高い人気があります。

そして四つ目の「喪服」ですが、これは「黒紋付」と呼ばれることもあります。
どちらの名前で呼ばれるにしろ着用する機会は「葬儀」のみです。
一見すると結婚式よりも着用機会は多いように見えますが、ほとんどの場合は家紋が付いているために持ち主以外の家では使えないことが多く、着物買取では対象外とされることも少なくありません。

こうした特に格式の高い着物に関しては、喪服であったり、保存状態が劣悪だったりしない限りはある程度の値段で買い取ってもらえることが予測できます。
もし不要な着物があるのであれば、まずは着物買取に出すことを検討してみるとよいでしょう。